
UDX家庭用コントローラー、いわゆる専コンですね。アケコンがメインになってしまうと
使わなくなってしまいましたが(^^;)、アケコンを友人に譲ったためまたメインで使い始めましたw。
StarLight Networkさんのボタンはまり対策の改造は済ませてます。以前はスクラッチ中央に
本物のUDX筐体のスクラッチ用のステッカーを貼ってアーケード気分を味わってましたがw
今はアケコンの方に張り替えました。
< 鍵盤ユニット分解 >
StarLight Networkさんのボタンはまり対策の改造をご紹介しておきます。専コンは
そのままでは鍵盤がはまりやすい構造をしているため、この改造法が専コン発売初期の頃
から有名になってまして。現在ではアケコンも発売されたりシリコンスプレーによるはまり防止
対策法なども考案されましたので必須の改造法ではなくなってしまいましたが(^^;)、私は
この改造をしております。
まず鍵盤のユニットを外して裏返すと6箇所ネジ留めされてますのでこれを外します。
専コンのネジに関してですがネジの材質があまり良いものではないのでネジを締めるときは
決してムリに回さないようにされてください。最悪ネジ山潰れて泣く目に会います。基本的な
話ですが必ずネジ山にあったドライバーを使うこと、締めるときは過度に締めすぎないことに
注意されてください。もし現時点でネジ山が潰れかかってる人はホームセンターなどで同じ
サイズのネジを買って付け替えておかれるとのちのち安心です。材質は鉄製のものよりも
サビに強いステンレス製のものがオススメです。
ユニットのカバーを外すと中はこのようになっています。オレンジの板状のものが基盤です。
中央の左右の2箇所ネジ留めされていますのでまずネジを外します。このネジも潰れやすい
のでご注意を。ネジが外れたら基盤を取り外します。基盤の外側6箇所に穴が空いていて
そこに突起が入る形で固定されていますのでここを浮かせる感じで外していきます。決して
力まかせに外さないように。最悪基盤が割れます(実際に割ってしまった友人がいますw)。
浮かせづらいときは割り箸などをユニットと鍵盤の間に軽く挟んでテコの原理で浮かせると
良いと思います。この穴ですが基盤によっては径が小さくて基盤の取り外しがしにくいものも
あります。メンテなどで定期的に基盤を取り外すこともありますのであまりにも基盤が外れ
にくい場合はこの穴を丸ヤスリやリーマーなどで軽く削って穴を広げておかれるとスムーズに
取り外しができます。ただし削りすぎないように十分注意されてください。基盤自体の固定に
支障が出てしまいますので。
基盤を取り外すと鍵盤の裏側が出てきます。それぞれの鍵盤にゴムのカバーが付いています。
鍵盤を叩くとこのゴムの中央部が押されて基盤と接触し反応する仕組みです。AC筐体やアケコン
とは構造が違います。ゴムのカバーは鍵盤にのっかっているだけなので簡単に外れます。鍵盤自体も
ユニットの枠に合わせてはまってるだけですのでこちらも簡単に外れます。手アカなどで鍵盤が汚れて
くると動作不良の原因になることもありますので定期的に鍵盤を外して掃除されておかれると良いです。
台所用の中性洗剤を薄めたものをタオルに付けてから硬めに絞ってから拭くと汚れが落ちやすいです。
拭いた後は乾燥も忘れずに。
< 基盤表面の上げ底 >
外した基盤の表面は写真のようになっています。鍵盤をはまりにくくするために基盤にゴム板を
貼り付けます。上げ底をしてはまりにくくするわけです。ただしこの改造により鍵盤のストローク量は
ゴム板の厚さの分減ってしまうデメリットはあります。StarLight Networkさんでは電子部品に使う
2mmの絶縁用ゴム板を使われています。ちなみに使うゴム板に関しては改造される方の鍵盤の
感触の好みが違いますので具体的な指定はあえていたしません。改造される方の好みに合わせて
いろいろな材質や厚さなどを工夫されながら選ばれてください。私の場合は個人的な好みとして
鍵盤を押したときのストロークがもっと欲しかったので2mmのウレタン製のスポンジゴム板を使用しました。
スポンジゴムなので普通のゴム板と違い弾力性があるため2mmながらも薄いゴム板を入れたときに
近いストロークを得られる上に、鍵盤を叩いた時の衝撃の吸収や静音などの効果が期待できると
思いまして。感触的にも普通のゴム板を使うよりも私はこっちのほうが好みでした。このスポンジゴム板も
ホームセンターなどに安価で売っています。実際にお店で厚さや感触などを確かめながら選ばれてみてください。
ゴム板を5×5mmほどにカットして鍵盤に貼ります。貼る位置は上の写真の位置です。基盤に
鍵盤の形に合わせて白でプリントされている部分で内側に突出したところに貼るんですが、白い枠の
少し内側に貼るのがポイントです。実際に鍵盤ユニットのカバーと合わせてみるとよくわかりますが
ゴム板を写真の位置より外側に貼ってしまうとカバーを取り付けたさいにゴム板と当たってしまいます。
これを基盤表面の7鍵盤全部に行います。
基盤へのゴム板の貼り付けで上げ底をしたことにより従来のままでは鍵盤を押した時の反応が
悪くなってしまうので鍵盤部分も上げ底をします。StarLight Networkさんではここでティッシュの箱を
切り取って3枚ほど重ね合わせてものを使われています。この材質や厚みに関しても基盤に貼り付けた
ゴム板の厚みや鍵盤の感触の好みなどに合わせて調整されてください。普通の厚紙やティッシュなどを
使われてもよいでしょう。私は基盤に貼ったのと同じスポンジゴムを使ってみました。鍵盤の裏側の丸い
部分に合わせる形で上の写真のように丸くカットします。ちなみに貼り付ける必要はなくただ鍵盤の上に
のせておくだけでOKです。あとは分解したのと逆の手順で上からゴムのカバーをかぶせて基盤を取り付けて
いきます。
MASAさんのHPを参考にさせて頂いてスクラッチの高さを上げるのと、スクラッチと鍵盤の距離を広げる
改造も行いました。専コンはACと比べて鍵盤の感触の違いだけでなく、実際よりスクラッチの高さが低く
スクラッチと鍵盤の距離も近いため、専コンに慣れ過ぎるとACで上手くスクラッチが拾えないなどの弊害が
出ることもあります。この改造によってACにより近い状態に専コンをすることができます。作業自体もあまり
難しくないですし、材料として使うネジやゴム板などもホームセンターで問題なく手に入ります。材料費も
せいぜい500〜1000円程度ですのでかなりオススメの改造法です。
< 専コンの分解 >
まずコントローラー裏側のネジを外します、計10箇所です。このネジも材質があまり良くないので
ネジを締めるときは決してムリに回さないようにしてください。外すと右上部の写真のような構造に中は
なっています。大体の内部の配置をここで覚えておくとこれからの今後の作業の流れがつかみやすいと
思います。
手前に基盤がネジ留めされてますのでまずこれから外します。基盤の4隅がネジ留めされてますので
これを外します。ちなみにこのネジと後述のスクラッチ周囲を留めてるネジは同じものなので外した後は
それぞれのネジを分けずにひとまとめにされても問題ありません。
次にスクラッチの裏面の基盤を外します。これはネジ1個で留めてあるだけです。外したらまず
スクラッチを固定している周囲のネジ4箇所を外します、これでスクラッチ自体は外せます。それから
スクラッチの中央に留まってるネジを外します、これを外すとスクラッチ自体を分解することができます。
左の写真がスクラッチ中央を留めてるネジなどの部品です。右からネジ、ワッシャー、バネ、
灰色の部品の順に取り付けられいます、あとでまた取り付けるのでこの順番をしっかり覚えて
おきましょう。スクラッチは外すと右の写真のようになっています。青いのがスクラッチの台座で
それにスクラッチが載っててそれらの間に透明の円盤が2枚入っています。おそらくスクラッチの
滑りを良くするのと騒音防止も兼ねて入っていると思われます。これを外しちゃうと滑りが悪く
なってスクラッチが回しにくくなりますのでご注意を。MASAさんはスクラッチの感触を重くするため
ワッシャーを貼られています。もっと重くされたい方はスクラッチの裏側の外周部分にある隙間に
透明な円盤と干渉しないように量を調整しながらパテなどを塗りこんでみられるのもひとつの
方法かなと個人的に思いました。
専コン本体に残ってる配線を外します。鍵盤部分と基盤とを繋ぐ配線が上の写真の場所で
ネジ2本で留められてるのでこれを外します。すると配線を固定している部品が外せます。この部品は
もう使わないので片付けてもらってOKです。これで専コンの基盤と配線部分が全て取り外せます。再度
取り付けるまでほこりと湿気の来ないところで保管しておきましょう。
< スクラッチ取り付け部の加工 >
ではここからスクラッチの高さを上げる改造法です。まずスクラッチを固定している中央部分を
切り抜きます。切り抜く範囲は上の写真を参考にされて切り取ってください。切り方としては糸ノコ
とかでもいいですが、一番お手軽なのはMASAさんも紹介されているカッターを火であぶって切る
方法が良いかと思います。私の場合は普通の安物カッターを少し長めに伸ばしてそれをコンロで
あぶりながら切りました。「切る」というよりは「溶かす」に近い感じです。切っていく部分をマジックなどで
事前に線引きしとおいてそれを目安に少しずつ切っていくと良いです。火であぶって熱したカッターを
切りたい部分に押し当てながら少しずつ動かし、切れなくなったら(溶けなくなったら)またあぶって再度
切るの繰り返し。くれぐれもやけどにはだけはご注意を。切って溶けてる部分やカッターは冷めるまで
絶対に触らないこと。参考までに私は10分少々で切り取れました。切り取った部分は表面が溶けた
関係でパリができてしまってると思うので、プラモデル用の金属やすりでもかけて滑らかにしとくといいです。
ニクロムカッターとか持ってる人はもっと楽で綺麗に切れるかと思います。
切り取った部分を接着剤でスクラッチの台座に元の位置に取り付けます。しっかり接着できたら
スクラッチを元通りに組み付けます。組み付けのさいの中央部のネジの順番等に気をつけましょう。
ちなみにこの中央部のネジの締めつけ度合いでスクラッチの回し易さを調整できます。この辺は
好みで調整されてください。あまりネジを締めすぎると回りにくくなります。
スクラッチの高さを上げるためにゴム板を挟みます。手持ちのアケコンで鍵盤とスクラッチの高さの
差を測ったところ約11mmでした。専コンでも高さを測ってみると元の位置より15mmほど高さを
上げるとアケコンの高さとほぼ同じになるようです。そこで15mmの厚さのゴム板を挟みます。都合よく
15mmのゴム板は見つからなかったので、10mmのゴム板と5mmのゴム板を貼りあわせて使いました。
ゴム用の接着剤を使うか両面テープで貼りあわせると良いと思います。スクラッチの固定用のネジ穴を
避けて4箇所のスペースに15mm厚のゴム板2cm×6cmを上の写真のように設置します。ズレたりしない
ように両面テープで貼っておくと良いです。それから固定用のネジ穴に合わせてスクラッチを載せます。
※ 以下、写真では1P側での作業を紹介してますが、2P側の場合は単に向きが逆になるだけです。
スクラッチをネジで固定します。しかしスクラッチの高さを上げるためにゴム板を挟んだため元の
ネジでは長さが足りず取り付けることができないので、3mm×20mmのなべこネジで固定します。
これも材質はステンレス製がオススメです。ネジが垂直に留まるようにスクラッチのネジ穴の位置を
見ながらスクラッチの位置を調整して固定します。くれぐれも斜めにネジが締まっていかないようにと
ネジを極度に締めすぎないように注意してください。そこそこの力で締め付けられれば十分です。
ドライバーを軽めの力で回していってネジを回す感触がかなり硬くなったくらいが目安。ネジは
4箇所を均等に回していくといいです。スクラッチを固定できたら、スクラッチ裏側に取り付けてあった
基盤を取り付けます。これでスクラッチの作業は終了です。
< 基盤の位置変更 >
それではスクラッチと鍵盤の距離を広げる改造です。まず基盤をひっくり返して取り付けます。
これはそのままでは鍵盤部分と配線との接続が距離が足りなくて接続できないために、ひっくり
返して配線の距離を届くように伸ばすためです。基盤を裏返したら位置は上の写真のようにして
右上の隅の部分だけをネジ留めします、あとの3箇所は留めません。それから配線を鍵盤部分の
方へ伸ばして出しておきます。余談ですが近年再販された専コンに関しては配線の長さが従来の
ものより長くなっているそうです。そのため上記のように基盤をひっくり返して取り付けをしなくても
そのままで配線が届くようです。
< 鍵盤ユニットの隙間埋め >
鍵盤部分のユニットを専コンに載せます。一度載せて一番深いところまでユニットを沈めてから
それから一番端までユニットをズラしていくと、途中でひっかかってユニットが止まると思います。その
位置でユニットが固定されるように以下の作業を行います。
上の写真のようにユニットと専コンの間に約25mmの隙間が空きます。ユニット自体を両面テープ
などで固定してもいいですが、1P・2Pのユニットの入れ替えが少しでも楽にできるように私はゴム板を
この隙間に挟むことにしました。ユニットに繋がってる配線も抜けないように、配線も軽く固定できるよう
ゴム板を切り貼りしてスペースを埋めるものを作ってみました。なんかもっと手軽でスマートな隙間の
埋め方があるといいんですが、こんなんでスイマセン(;´Д`)。今回はゴム板を使いましたが、もう少し
弾力性のあるスポンジゴムなどを使った方が良いかもしれません。
その後発泡スチロールで隙間を埋めるものを作ってみました。作り方は手近な発泡スチロールを
隙間に合うようにカットします。普通にカッターで切ると切りくずも出て切り口も汚くなってしまうので
スクラッチ改造と同様の方法でカッターをコンロなどで熱して切ります。これまた切るというより溶かす
感じです。切るとき溶ける部分も多少計算に入れながら成型するといいです。これだと軽くて加工も
しやすく、発泡スチロール自体に弾力性もあるので結構ピッタリはまります。ちなみにカッターに付着する
溶けカスなどは熱してからジュースの缶の口などを利用してこさぎ落とすと割ときれいに落とせます。
鍵盤ユニットですが完全に固定されていない関係もあってか鍵盤を叩いたときにユニット自体が
ぶれて余計な騒音の元になっていたので鍵盤ユニットの下側に来る部分の四隅にスポンジゴム板を
貼ってみました。鍵盤のはまり防止対策の改造で上げ底に使ったスポンジゴムが余ったものを使ってます。
静音効果と同時に鍵盤ユニット自体の固定の手助けにもなりますので割とオススメです。
< 底部取り付け >
最後に底部を取り付けます。その前に専コンのユニットを固定する底部中央の黒い部品が
いらなくなるのでこれを取っ払います。外し方は簡単です、2箇所のツメで固定されてるだけなんで
ツメを折らないように気をつけながら黒い部品を横に少しずつズラしながら外します。ちなみにバネも
いっしょに付いてますのでご注意を。あとは元通り底部をネジ留めして作業は全て終了です。
アケコンとの対比風景w。スクラッチの高さが上がり、鍵盤との距離も広がったためアケコンと比べても
さほど遜色ないです。鍵盤の感触に関しては専コンはACともアケコンとも別物なんで不満のある方も
いらっしゃると思いますが、スクラッチに対する違和感はこの改造でも結構払拭できます。材料費の安さと
作業の手軽さを考えればムリしてアケコンを買わずとも費用対効果からみても十分過ぎる効果は得られます。
あらためてこの改造法を考え出されたMASAさんに感謝と敬意をm(__)m。Nissieさんのボタンはまり対策の
改造と並ぶ、専コンのオススメ改造法だと思います。
ついでに紹介すると、こちらがUDX専コンを固定するために自作した台です。といっても
ホームセンターに売ってあった2000円もしない出来合いの踏み台に固定用の金具を付けた
ものなんですが(^^;)。表面は肌触りを良くするために紙やすりで軽く研いてます。 ちょうどあぐらを
かいて座ったときにゲーセンと同じくらいのところに手が来るような感じになってます。こういうものなら
どなたにでも費用も少なく手軽に作れますし高難易度曲を激しくプレイしてもコントローラーが動かない
のでかなり便利です。
これが付けてあるL金具です、ホームセンターに行けば2個で100円くらいで売ってます。それを
木ネジで固定。あとは上からコントローラーを置くだけでしっかり固定されます。一応安全面も考慮して
金具の外側に厚めのスポンジゴムを貼り付けてあります。
こちらは同じ感じで作ったDP用の台です。実はこっちの台の方が製作したのは先なんですが
かなり場所を取って邪魔なんで(幅が1m20cmくらいあるんで・・・)、上記のSP用の台をのちに別に
製作しましたw。1P側7キーと2P側1キーとの距離はアーケードと同じ幅に合わせてあります。なかなか
忙しくてDPまで練習する暇が取れなくてほとんど活用されなかった台で、結局この台を糸ノコでぶった
切ってアケコン用の台(アケコンのページ参照)にしちゃいましたw。
シャレで手元にあった本家5KEYSのスクラッチを載せてみましたw。違和感ないとどころかこれは
これでいい感じかも(・∀・)。専コンのスクラッチよりひと回り大きいくらいですね。ちなみに5鍵のスクラッチの
直径は約19cmですので2DXのスクラッチ(直径約22cm)よりも少し小さめです。もし付けようと思ってる
方は強力な両面テープ(車の外装用など)で専コンのスクラッチの上に貼り付けるか、短めのネジなどで
固定されると思います。・・・私はそんなチャレンジャーなことはしませんがw。(ノ∀`)ナンカモッタイナイ。